一粒で2度オイシイ放流戦略♪
今日は、
ガラリッと、趣向を変えまして。。。
管理釣り場の
「経営者(しゃっちょさん)」になったつもり
で表題について考察してみます☆
(※注:・・・とはいえ、所詮、素人の独り言みたいなものなんで、
読んでみてもし鼻につくようでしたら、ゴメンナサイ、、ってことでお願いいたします。)
・・経営者になったつもりなんで、
商売としての管理釣り場が、最も
「繁盛」するために
放流戦略はどうあるべきか?
というお話です。
(・・・一方的に釣り人サイドの利益に立った話ではありませんので、念のため。)
お祭りの
「金魚すくい」ってありますよね。
普通、金魚に四種類ありまして、
和金(ふつーの鮒を赤くしたような金魚)
↓
流金(和金の改良種で尾びれがヒラヒラしてる。)
↓
赤デメキン(目がでかくて飛び出てる改良種。大きくて重い。)
↓
黒デメキン(金魚すくいのたらいの中では最も希少種。いわば大物。おそらく最もコストが高い。)
の順に数も少なく、コストも高く、ゲットする難易度も高くなるわけです。
※昔、黒デメキン狙いで、偶然、一発!ですくってしまい、、
屋台のおばちゃんに泣きそうな顔をされたことがあり。^^;。。
いわば目玉商品ですからねー。たしかお祭りも早い時間帯だったんで、
ガッカリしちゃったんでしょう。
・・・ただこれはホントに運が良かったからだと思ってまして、
黒デメキンは体も大きいですし、金魚すくいの網も破れやすくて普通、
簡単にはすくえないものです。
で、本題に戻りますと、
管理釣り場の放流戦略も、
「金魚すくいと同じ」であるのが、
最もベストで最も繁盛する!
というのが今回のテーマです。
(※最初に断っておきますと、繁盛するってことは
”ちゃんと長い目で見て”繁盛するってことで、
要はお客さんである
釣り人全体の満足度・エキサイティング度も最適化されるってことです。
やらずぼったくりの近視眼的・インチキ商売的な話ではありません。)
さて、それでは
金魚に相当する管理釣り場の主な放流魚、
(推定の)コスト順に並べてみましょうか。
ニジマス(最もポピュラーで放流も多い釣り場の主役。それだけにコストは最安価。)
↓
イワナ(なんでも成長速度がニジマスの2倍以上遅いらしく、その分高価。)
↓
ヤマメ(よくわからないんですが、たぶん大きいサイズであればイワナ以上に高価か、と。)
↓
イトウ(御存知「鱒王」。とにかく成長が遅い。孵化率も低い。
自然界では幻とまで言われる魚なので人気も高く、群を抜いて高価。)
・・・で、
ここからがポイントなんですが。
金魚すくい同様、釣りの難易度も下に行くほど難しい。。って形がおそらく
お店の商売としても、お客の興奮度としてもベストなはずです。
さらに言えば、UFOキャッチャーと同じことで、
「腕を磨いて真剣に狙えばゲットできる可能性が”常に、確実に、”ある。。」
ということが重要です。
・・・これ、絶対すべってとれないだろうみたいなUFOキャッチャーの商品、
普通、やんないですよね?(そのうち商品は撤去される)
頑張れば獲れそう。。でも難しい。。しかし、実際獲れる。。。てのが最重要な要素です。
金魚すくいの
「黒デメキン」も同じこと。
数が少なくてでかくて重いから、すぐ網が破ける。。でも難度が高いから
またチャレンジしたくなる。。
いつか獲れる。喜びも倍増する。
またチャレンジしようと誓う。
って
正の循環です。
ところが
難しいのは、金魚すくいと違って
「釣り針を食わせる釣り」だってことですねー。」
管理釣り場の魚は、魚種に関係なく、
放流直後が一番釣れやすい。
放流時期を誤れば、
あっという間に高価で希少な魚はいなくなります。
金魚すくいの「黒デメキン」が、決定的に違うのは、
網が破れても黒デメキンは元気なままで、
「難易度の高い大物」として
タライの中で君臨し続けるわけです。
一粒で2度美味しい、グリコ以上に、経営者を潤してくれるわけです。
ところがギッチョン、イトウ等の大物は、
・釣り糸が切れれば、釣り針付の魚になって餌をとれない状態となり、死んでしまう。
・バーブ(返し)付の針やトレブルフックで釣られれば、傷口が深くなったり目玉に針が刺さったりして次第に弱ってしまい、死んでしまう。
・上記がなくても、普段釣り慣れていない人が釣り上げれば、喜びのあまり(悪気はなかったとしても)写真撮影でついベタベタ触ってしまい、
リリ-ス(再放流)しても死んでしまう。
・「珍しい」ってことで持ち帰って食べるのは全然良いのですが、不必要なほど大量お持ち帰りされてしまい、釣り場からいなくなってしまう。
最近の「管理釣り場」の放流戦略、間違ってませんか~?
・・・ホントに商売、繁盛してますか?
(・・・とこれが質問したかった。笑。)
簡単に言いますと、
「黒デメキン」不在の状態(日)が多すぎる。
これ、全て
「放流戦略」を
近視眼的に「誤った」ことに起因するのでは?
と考えます。
例を1つ挙げましょう。
ある釣り場では、
土日祝日の真昼間(要は一番人が多い状態の時)に
イトウを放流する戦略をとるようになりました。
一番人の多い(しかもどちらかというと一見さんの多い)時間帯に放流する。
↓
放流したてなので釣り易い
↓
通い始めの一見さんにでも、ランダムに釣れる。
↓
周囲のギャラリーも多いので、宣伝効果も最大になるはず?
(・・・あんな大きいのが釣れるんだー。)
↓
商売繁盛☆
という
青写真を描いていたのだと思いますが、
ひとつ見落としてるなーと思うのが。。
死魚(死にイトウ)、
増えてませんかー?
・・・ここまで書けば、解説不要でございましょう。
黒デメキンが存在するのが、
月に一、二度の放流日に限られてしまってはね。
客足も遠のくというものです。
かといって、
放流日をやたら増やせばコストがかかり過ぎて、こんどは収支が危うくなる。
管理釣り場が繁盛するには、適度に
警戒心の強い、適度に
難易度の高い、
「黒デメキン」が
「常に」存在することが必要なのです。
以前は、
イトウ釣りに慣れ、余裕もあり、リリース魚の扱いも丁寧な「少数の常連さん達」が
この適度に難易度の高い
「黒デメキン」を作り出すことに
(・・・意図はしてなかったと思いますが。)
結果的に貢献していました。
難易度は高いものの、いつ行っても真剣に狙えば
、「獲れる可能性!」がある
釣り場に
興奮を覚えたものです。
ここ最近は
めっきり魚影が少なくなり、死魚又は重傷でヨレヨレ泳ぐイトウばかり
目に付くようになりました。
もうそろそろ気がついても良いころでは?
と思い、今回の記事を書いてみました。
(・・・長い目で見て、客足、減ってきていませんか?)
ひとつアイデアなんですが。
黒デメキン的魚(高価な目玉放流魚)は、
放流する前に、
一度スタッフの方が釣られてみてはどうですかね?
(・・・もちろん、太い糸にシングルバーブレスフックでオートリリース狙い、
のダメージ最小釣法で。)
魚には警戒心の薄れる時期にかなりの個体差があるそうなんで、
きっとそこそこの難易度で、まんべんなく、どんな日でも釣れる可能性のある
黒デメキン(夢の持てる魚)が常に存在する釣り場になるのでは
と思います。
さほど非現実的な話ではないと思うのですが、どうでしょう?
で、
今週の釣果。
開始早々の一発目。
70cm。
日が高くなってから。
67cm。
(個人的には、2本もとれれば大満足です。
なんてったって、黒デメキン的存在ですから。)
この他に、
3本ほど、浅バラシ(フッキングミス)してしまいました。
ダメですねー。
ひさしぶりで食わせの間のとり方の感覚が鈍ったこともありますし、
シングルフックの針先が鈍くなってたのにきがつかず、
換装してなかったてーのもあります。
ま、
この3本は、
今日は釣れなくても、
翌日以降は、適度に難しい「黒デメキン的存在」となるはずです。
やや難しくなったとしても、
皆に釣り上げるチャンスがあると思います。
勿論、、
キャッチした2本についても。
(・・・水揚げせず、サイズは水中で測りました。暑いですからねー。)
・・・いつ行っても、
「黒デメキン」を
「狙って釣れる可能性」がある。
そんなエキサイティングな釣り場で
永遠にあってほしいものです。
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